“escort tutor Eliot”の屋号は、イギリス、ヴィクトリア朝を代表する作家George Eliot女史の御名を拝借しています。
さらに、レッスンコースのオリジナル教材である“English Literacy”では、当スクールのコンセプトでもある女史の名言をご紹介しています。
“It is never too late to be what you might have been.”
ただ訳を書いてしまうと解釈の幅を狭めるので、中学英語の視点で文法を見ていきましょう。
まず、[It is +形容詞+to不定詞]という、有名な構文が全体の要素です。
中学校では、[to不定詞]するのは[形容詞]だ。
という風に習います。
[形容詞]と[to不定詞]の間に[for+人]が入り、[to不定詞]するのは[人]にとって[形容詞]だ、という文章もよく目にしますね。
さらに、もう1つ大変有名な構文、[too…to構文]が使われているのもポイントです。
[too…to構文]は、[so…that構文]との書き換え演習を、覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
[too…to構文]はnotやneverを使わずに否定的な意味を持たせる構文です。
例えば、
・I was too busy to date with my boyfriend.
では、「私は彼とデートをするには忙しすぎた」転じて、「私は忙しすぎて彼とデートもできなかった」となり、
[so…that構文]に書き換えるとすれば、
・I was so busy that I couldn’t date with my boyfriend.
となります。
※[so…that構文]ではthat以下が文となり、主語と否定語が必要です。
ここまでで、
・It is never too late to be
までを解釈することができます。
ちなみにここでのneverは、notよりも気持ちのこもった、強い否定だと考えてください。
簡単な単語しか使われていませんが、とても深みと学びのある一文ですね。
後半の読み解き方は、次回に続きます。
Eliot代表 一条瑠花