ディズニー映画に学ぶ仮定法

代表の一条です。

 

現在マンスリーコースで学習されている、ダンサーのS様。

レッスンでは、担当講師のMeg先生と一緒に、ディズニーやミュージカルの話題で盛り上がっていらっしゃいます。

そんなS様、来たる12月のクリスマスコンサートで、英語の歌に挑戦なさるそうで!

いくつかの歌の発音と意味理解をレッスンに取り入れているのですが、その中のひとつが、ムーランの劇中歌「reflection」!

私はあまりディズニーに明るくなく、ムーランも見ていなかったのですが、「reflection」、とても美しく切ない歌ですね。

amazon prime にも入っていることですし「近いうちに見なければ」と思っています。

さて、本日はこの“reflection”の切なさについて、文法のお話をさせて頂きたいと思います。

私の中で、

“reflection”の最も切ない部分は、

Now I see

That if I were truly to be myself

I would break my family’s heart

ここです。

この文章がなぜ切ないのか。

それは、仮定法が使われているからです😭

if I were truely to be myself,

I would break my family’s heart.

Iという主語に対して、過去形のwereが使われていたらまず仮定法です。

仮定法をあまりご存じない方は、このI wereに違和感を抱き、ちょっと気持ち悪さを感じるかもしれません。

その気持ち悪さ、文法理解に大変重要なことです。

古来はwasの代わりにwereが使われていて、古めかしい表現である仮定法にそれが残ったとする説が有力ですが、そもそも過去形の本質は過去の話をすることではありません。

過去形の本質は、「(以前そうだったかもしれないけど)今は違う」というところにあります。

つまり、「現実からの距離」です。

過去形というだけで距離が取られているのに、自然にはwasであるところをwereにすることで、より離れていく感じがします。

仮定法の基本的な訳し方は「もし~だったら、~だろう」ですね。

そして同じifを使う条件節(例えば、If it will be sunny, let’s go to the park! など現実の話は条件節)とは違い、仮定法は“絶対にありえないこと”を表現します。

「If I were you.」

などは最もスタンダードな、ありえない仮定法ですね。

reflectionの中この部分

if I were truely to be myself,

I would break my family’s heart.

が仮定法を使っているというだけで切ないのは、

「(現在形に直すと)I am truely myself.」

ただこれだけのことが絶対ありえなくて

しかも万が一それ(本当の自分になること)に成功したら、

「I will break my family’s heart.」

になってしまうという意味だからです😭

高校時代、仮定法を憎んでいた方も多いかもしれません。

(私もちょっと苦手でした)

だけど、仮定法があるから歌はこんなに切なくなるし、会話の表現も豊かになります。

ぜひ学習を続けて、文法も使いこなせるようになってくださいね。

 

高校文法に関しては、毎週土曜日に開講している文法・発音フォローアップ講座の最終回(第10回)でざっと解説しようと思っています。

会話に必要な表現の9割は中学英語なので、高校文法にあまり時間は取りませんが、ご希望があれば高校英語講座なんかを開いても面白いかもしれませんね。

もし開講するとなると、私もネクステを引っ張り出して、思い出し作業が必要でしょうが(笑)

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